白兎保育園は平成24年3月に開園60周年を迎え、平成26年4月に鳥取市から社会福祉法人あすなろ会へ指定管理を受け開設。
平成26年4月1日に新園舎が完成し竣工・開園式を挙行、平成27年6月に園庭を芝生化。
社会福祉法人あすなろ会が運営する白兎保育園は、〖一人一人を大切にし、地域の中で仲間と共に輝く子どもたち〗の保育理念をもとに、近隣の自然環境を十分に活用した活動を保育に多く取り入れ、地域の広場や斜面などを生かした活動や近隣にたくさんある公園への散歩を増やし遊びの中で運動を取り入れています。また保育園から一歩外へ出てみると向山があり、山を登ると急斜面の場所もあり、体全体を使って登るので、子ども自身が考えたり、試行錯誤をしていくことで達成感をもとより、友だちと一緒に登ることで協調性も豊かにしていきます。また、雨の日には保護者と近くの公園へ傘をさして一緒に出かけ、水たまりで遊んだり花を摘んだりします。保護者が子どもの頃に遊んだことを子どもと一緒に体験できる活動を通して、子どもの園生活を見つめるよい機会にもなっています。
健康な体づくりとして近隣の自然を利用し、楽しみながら体力向上を図るようにし、早寝・早起き・朝ごはんの啓発をしながら、基本的生活習慣の定着も促しています。年中や年長児は外部指導による運動遊びを月1回実施し活動を通して体力作りをしています。また週に2回リトミックを取り入れリズム遊びをしたり、3歳以上児は週3回遊戯室や園庭でランニングもしております。学びの基礎づくりとしてリトミックのリズム遊びで体幹を鍛えたり、歩行、ランニングを充実させ、走る、跳ぶ、バランスのとり方など様々な動きを習得したりしながら、それらの多様な動きを組み合わせ、連続、持続させることで巧みな動きの習得を促し、自ら遊びの幅を広げていけるような経験を積み重ねられるようにしています。 < また、豊かな人間性づくりとして年齢や発達段階、育ちに応じ、人との関りが多く経験できるわらべ歌や集団遊び、異年齢交流を多く取り入れ、愛情や信頼関係、思いやりなどの育成に努めています。
昭和43年のあすなろ会創設から育児担当制を取り入れています。乳幼児期は大人との愛着関係や信頼関係を大切にしたいとの思いから、主に排泄、給食、午睡には担当の保育士が関わるようにしています。
また、保護者満足度アンケートでは育児担当制が高い評価を受けており、保護者へ園での状況を詳らかにお知らせするなど連携を密にするよう心がけています。
あすなろ会が創立時から継承しているのが「わらべうた」保育です。わらべ歌は、人の肉声を聞きながら触れ合うことにより、心地よい空間となり、子どもが安心して遊べる環境を作ります。楽器を使って歌い遊ぶことも大切ですが、わらべうたは子どもに寄り添いながらなごやかな雰囲気を作り出します。週に1回は必ず保育に取り入れ、行事を通じて保護者へ発信し育んでいます。